袋状でキー１個が収納されるタイプのキーケースです。40年前、初めてドイツへ行った時に偶然見つけ愛用しています。それ以来、40年間に二度ほど買い換えて使っていたのですが、毎日の酷使に耐えかねてボロボロになってきました。袋の中にキーが収まるのでポケットは傷みません。80年代後半に行った時に同じものを30個くらい仕入れて職場の仲間に配ったのですが、若い I 君は小銭入れと間違えて暫く使っていたようです。
90年代前半までは国内のデパートでも見かけたのですが、失われた20年の間に、色々な商品が姿を消していて、ゴールドファイル製のこのキーケースも国内では手に入りそうもありません。ゴールドファイルのオンラインショップを覗いても見当たりません。利の薄い商品なので商品リストに載らないようです。今の体調ではドイツまで行くのは難しいので代わりのモノをネットで探しました。
ドイツのゴールドヘッドと言う銘柄のオンラインショップに類似品がありました。但し、同社のオンラインショップは欧州圏を対象としていて、送付先アドレスにJapanが出てきません。メールで問い合わせれば何とかなりそうですが、隠居生活が長いのでドイツ語のメールを書くのが億劫です。かなり割高になりますが、日本でゴールドヘッド製品を取り扱っているお店に取り寄せを頼みました。
正面から見ると、ゴールドファイルも未だ未だ使えそうですが、サイドが綻びてパックリ口を開けていてソロソロ限界です。街の修理工房で相談したら「縫い代が無いので直せません」とのことでした。写真でも分かりますが、ゴールドヘッドの方はサイズが一回り大きく、コインポケット(ズボンのポケット内ポケット)に入れるにはゴールドファイルの方が具合が良いです。皮製品としての仕上がりもゴールドファイルに軍配が揚がります。
一ヶ月ほど使った感想です。
１）キーを繋ぐ鎖が短いので、施錠や解錠操作の時にキーケースが一寸邪魔な感じです。
２）もう２cmほど長ければと思います。適当な長さの鎖を探して付け替えを考ています。
３）矢張り一寸大き過ぎる。ゴールドファイルとゴールドヘッドの中間くらいが良さそうです。
３）皮の柔らかさの点でゴールドファイルに劣るような気がします。が、この評価は微妙です。
以上
キーケースについて
キーケースの文を興味深く読みました。私も４５年前からこのゴールドファイルのキーケースを愛用していました。過去文になったのは、ケースがぼろぼろになって使わなくなったからです。勿論、何度か新しいものを買って取り替え、使用していました。最後に買ったのが、１７年前にドイツに旅行した時で、最近まで愛用していました。このところ２～３年続けて、ドイツに行く機会がありましたが、街中でゴールドファイルの店が目立たなくなりました。２年半前はフランクフルトの空港内にも店があり、立寄ったのですが、生産・販売していないとのことでした。昨年１１月には同空港内にお店が見当たりませんでした。ベルリンでも探しましたが、お店にたどり着けませでした、このキーケースは自動車のキーを対象に作られたものと思いますが、売らなくなったのは、最近の車のキーは電子式でキー自体が大きくなり、この形のキーケースのデザインに自動車キーが入らなくなくなったのかもしれません。只、ゴールドファイルの製品は健在で、今、流行の横長の札入れを日航のマイレージカードの景品の中に見つけ、早速、マイルと交換しました。何種類かのお札と数枚のカード、若干の小銭が入ります。デザインがあか抜けていることと、小銭入れがユニークな構造をしており、横長札入れとしてはかさばらず、大変便利です。さすがゴールドファイルと感心しました。
キーケースについての栗原さんのコメント、車に乗らない小生は気がつきませんでした。
ゴールドファイルの経営不振と言う記事をネットで見たことがありますが、あるいはドイツの街中で目立たなくなったことと関係があるかもしれません。
小生、鞄類は専らオッファーマンですが、隠居して出番の少なくなった鞄類はクローゼットで埃を被っているのであまり傷みません。
毎日酷使している財布もオッファーマンですが、こちらは大分草臥れてきました。
この財布は小銭入れが２分されていて、1～5円硬貨と10～500円硬貨を分別収納出来るので、支払時に便利で愛用しています。
このタイプの財布も最近は見当たりません。多分、ドイツでも生産されてないかもしれません。