郵便料金値上げ

先日、昔在籍した会社から毎年開かれている会の開催通知が届きました。例年同様に同封のハガキで出欠の連絡を求められました。いつもと違ったのは「10月1日以降は不足分の切手を貼って投函してください。」との《但し書》が添えられていたことです。お陰で忘れかけていた「郵便料金の値上げ」を思い出しました。隠居はケチなので値上げ前に投函しました。インターネットが普及して郵便の利用が減るのは時代の趨勢、料金の改定はやむを得ないと思っています。

料金改定の履歴(クリックで拡大)

料金の改定はやむを得ないと言っても、郵便料金値上げで困るのは、ストックしているハガキや切手の使い勝手が悪くなることです。不足分の切手を追加で貼れば解決する問題ですが、面倒だし、ハガキの場合は切手を貼るスペースを確保するために差出人の住所・名前のスペースを侵すことになります。我が引き出しの中は、差額補填用の2円切手、10円切手、ハガキや封書用の63円切手や84円切手で賑やかなことになっています。

その引き出しの中の大きなスペースを占めているのが、普通ハガキと往復はがきです。過剰なストックの原因は、ある年、年賀ハガキを発売早々に買ったことを忘れ、年の瀬が迫って慌てて再購入したようです。後年、捜し物をしていたら未使用の年賀ハガキの束が出てきたのです。年賀ハガキを通信用に使うわけにもゆかず、普通ハガキと往復ハガキに交換したのですが、丁度インターネットが普及してオンラインで各種申込みが可能となり、ハガキを使うことが激減したため、過大なストックはなかなか減らないのです。

日本年金機構や区役所などからの通知には、返信用のハガキや封筒が同封されてきますが、それらは料金別納でなく、大抵「切手を貼ってください。」と印刷されています。そのため、普通のハガキだけでなく、ハガキや封書に貼る切手もストックが必要です。2014年の料金改定時は、差額補填用の少額切手で対応したように思いますが、意外と面倒だったので、2017年や2019年の改訂では、新しい切手やハガキに交換しました。但し、交換には手数料が必要なのが欠点です。

今回の料金改定でも、金銭的には損ですが手数料を払って、新しい切手とハガキに交換することにしました。交換に行く前夜、手持ちのハガキ(普通・往復・年賀)と切手類(2円・10円・63円・84円)を数えて、交換申込の合計額と手数料及び局側の払出ハガキ・切手の合計額をExcelで計算しました。インクジェットはがきは、10枚ずつ透明な袋に入っていますが、員数の確認のため袋から取り出して枚数を数える作業が大変でした。特に写真用は重なったハガキが密着していて数え難いのです。

今回は、はがき153枚、往復はがき4枚、切手54枚(合計211枚)を、はがき16枚、往復はがき6枚、切手36枚(合計58枚)に交換しました。枚数が劇的に減りましたが、理由は、あまり使わなくなったハガキを減らし、高額切手を増やしたためです。うっかりしていたのは、交換枚数が100枚を超えると手数料が倍になることを失念してました。窓口の職員に「どうします?」と聞かれたのですが、面倒なので「倍額OK」と答えて交換作業を進めて貰いました。下のExcel計算表の手数料は帰宅後再計算したものです。

ハガキ・切手の交換(クリックで拡大)

矢張り(と言うか予想通り)、郵便窓口でもハガキの員数確認が大変でした。窓口では券種毎に枚数を端末機に入力し、最後に「受入合計」が打ち出されます。窓口の職員は小生が作成したExcel計算表の合計額と一致することを確認、そこから手数料を差し引いた払出可能金額に見合うハガキと切手の組み合わせを調整しました。この交換作業に30分ほど掛かりました。横浜中央郵便局の4つの郵便窓口の1つを小生が30分ほど占有してしまいました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


Optionally add an image (JPEG only)