1976年の忘年会

アンベルクとエルランゲンの工場で研修していた N・T・Oの3君は、それぞれ市内に部屋を借りて自炊していた。ドイツ語学校を終えて、技術調査に入った小生はホテル住まいを続けていたので、時々、彼等が作る日本食をご馳走になっていた。その3君の帰国が近づいたので、日本食のお礼に3君をミュンヘンの日本レストラン「ミフネ」に招待することにした。日程は3君の希望で、12月24日に忘年会、翌25日はドイツ博物館見学と決めた。

ミュンヘン中心部s
ミュンヘン中心部

 

左からT君、N君、小生、T・N両君はアンベルクの工場勤務。
左からT君、N君、小生、T・N両君はアンベルクの工場勤務。

古いアルバムにあった6枚の写真は、当時のフィルムには見あたらないので、 プリントをT君から頂いたようだ。

左の写真のT君とN君はアンベルク市内に部屋を借りて自炊生活をしていた。ドイツ語学校を出て、最初の訪問地がアンベルクだったので、2ヶ月間の滞在中、二人は何度か自炊の夕食に招いてくれた。

アンベルクには中華料理店はあるが日本料理店は無かった。二人とも帰国前に噂に聞く「ミフネ」に行ってみたいと言うので今回の計画になった。

久しぶりのお刺身
久しぶりのお刺身
ミフネの入り口でO君と
ミフネの入り口でO君と

 

 

 

 

 

 

 

 

宴席では3君持参のカセットテープで「北の宿から」を教わった。 酔っていたせいか、元々才が無いせいか、歌の文句も節も間違えて覚えてしまったので、帰国後にカラオケで歌わされた時、修正するのが大変だった。


ドイツ博物館前にて
ドイツ博物館前にて

その晩は小生の定宿(ミュンヘンステーションホテル)に泊まった。翌日は雪の中を3君の希望でドイツ博物館へ行ったが、クリスマスなので休みだった。

仕方がないので、殆ど人通りの無いミュンヘンの街を歩いた。どこをどう歩いたか、マリエン広場近くの「覗き部屋」に案内したこと以外は思い出せない。

 

屋外展示の航空機をバックにO君と
ドイツ博物館前の屋外展示の航空機をバックにN君と
任地に戻る3君の記念撮影
任地に戻る3君の記念撮影

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3君と別れた後、暫くホテルで休憩。街は大抵の店が休みだったので、夕食は飽きずにまたまた「ミフネ」に行き、早めにホテルに引き上げた。この時だけでなく、ミフネにはよく行ったので、ミフネの住所「IsmaningerStrasse 108」だけは今でも覚えている。

部屋でボンヤリしていると、フロントから「クリスマスなのでホテルからの差し入れをお持ちします。」と言う電話があった。話の内容を直ぐには理解出来なかったのだが、暫くしてチョコレートを持った可愛いお嬢さんがドアをノックした。

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