
ドイツで迎える二度目の夏が来た。周りのドイツ人も夏休みの予定を話題にすることが多くなり、この雰囲気に便乗して小生も2週間ほど夏休みを取ることにした。かなり無理して仕事の日程に2週間の空きを作った。
ヨーロッパの主要な観光地で行っていないのは、イベリア半島と北欧だが、夏なので北の方へ行こうと、北欧4国の首都を駈け足で回ることにして、宿とフライトを手配した。日本から緊急の調査依頼が来ないことを祈った。
ヨーロッパに慣れて緊張感が不足していたか、短期間の駆け足旅行だったせいか、30年後の今、この時の北欧旅行の印象が薄い。滞独が1年を超え、何処へ行ってもあまり驚くことがなくなったせいかもしれない。
各地に合計10泊したのだが、ヘルシンキで泊まったコンチネンタルホテル以外は、記憶が曖昧である。中でもストックホルムで泊まったホテルは全く思い出せない。
最初の訪問地はオスロだが、その前にハンブルクに立ち寄った。ハンブルクはドイツ有数の都市だが、仕事では行く予定が無かったのでこの機会を利用した。
大都市なので日本料理店があると思い、観光と並んで日本食の探索も楽しみにしていた。しかし、夕食を取った日本料理店は、とても混んでいて落ち着いて食事が出来なかったような記憶はあるが、お店の名前も場所も全く憶えていない。
とは言え、8月の末にブレーメンの工場を訪れ1週間滞在した時、日本食が恋しくなり、二度ほど列車でハンブルクまで出掛けた記憶があるので、当時は日本料理店の場所や名前を覚えていたようだ。