◆RAID設定
組み立て後の最初の電源ON、UEFI BIOSの画面は慣れていないので戸惑います。EZ System Turning と言う項目が目に入ったのでクリック、突然のRAID設定です。SATAモードの設定が箇所を探してEZ Modeをウロウロ、Advanced Modeに移った漸くRAIDを選択し、設定を保存して再起動したのですが、見慣れた「Ctrl+I」の設定画面が現れません。自作歴20年で初めての経験です。
BIOS画面を覗くと起動メニューにRAID5のVolumeが見えません。OSのインストロール先である SSDは表示されているので違和感を無視してOSインストールしてみることにしましたが、念のため、BIOSのバージョンを購入時の「Ver.06XX」 から「Ver.1304」に更新しました。そのせいかどうかは不明ですが、その後の再起動では「Ctrl+I」の設定画面が現れるようになり、改めて「Ctrl+I」の設定画面で設定しました。
23号機まではRAID1だったのですが、今回はディスク容量を倍増するため、HDDを1台追加して、RAID5構成に変更しました。数日後、RAIDド ライブを構成しているHDD3台のうち1台が故障したため、別の1台に入れ替えました。再構築には8時間位掛かりました。ところが、この入れ替えた HDD(ID:5)をチェックしたところ残念ながら「Health Status : 注意」の表示です。面倒なので、取り敢えずそのまま使っています。
ところが、新年早々、このHDDに「エラー発生」のアラームが出ました。Intel RST のステータスを見ると、アラームを消して使い続けることが可能なようですが、長年酷使したHDDなので交換することにしました。今回は新品のHDDに置き換えました。長年シーゲートのHDDを使っていますが、今回は手元にある使い古しのHDDではなく新品のHDDに交換することにしました。
横浜のショップにはシーゲートのHDDの在庫が無く、取り敢えずウェスタンデジタル製のHDDを購入しました。長持ちして欲しいもの、と思って交換したのに、一ヶ月も経たないうちにアラームが出ました。CristalDiskInfoで調べるとHDDは正常と表示されます。HDD以外の原因としてはケーブルが考えられるので交換してRAID5を再構築しました。
ケースの側板を開けた序でに、接続を間違えて面倒ななのでそのままにしていたSDDを本来のSATA3.0ポート(転送速度:6Gbps)に繋ぎ替えました。最高値が完了した現在のRAID設定画面は下記の通りです。Devices ID の0~3はマザーのポート1~4(転送速度:3Gbps)、Devices ID の4はポート5(転送速度:6Gbps)です。
チップセットのRAID設定画面
◆BIOS設定
上述のように、最初のRAID設定でもたついて、念のためBIOSの更新をしました。昔はBIOS書き換えと言えば緊張したものですが、最近はユーティリティを 使ってBIOS上でもWindows上でも簡単に書き換え出来るようになりました。今回はOSインストール前だったのでBIOS上で書き換えました。再起動後、SATAモードをRAIDに設定したのですが、起動ドライブをUEFI起動にすることを失念していました。
OSをインストールし、必要なアプリのインストールが大方終わった時点でこのことに気がつきました。UEFI起動だとロック画面の手前でメーカロゴマーク が出るのですが、我がPCは窓のロゴマークです。起動速度は結構速いので、このまま使い続けても良いかと思いつつ、やはり気になります。一昔前なら即再イ ンストールの場面ですが、加齢で気力が衰えているため、労力を惜しむか、晴れ晴れした気分を選ぶか、散々迷った上で再インストールに踏み切りました。
下図はASUSのマザーボード(Z97-PRO)のBIOS設定画面です。起動優先順位の欄に「PIONEER BD-RW BDR-206」が、2つ表示されています。図のように「UEFI:」と付いた方のドライブを使って2回目のインストールをしました。起動速度はUEFI 起動の方が少し早くなたかもしれません。我がPCではPOST時にRAID設定画面が入るので、電源ONからロック画面まで10数秒掛かっており、噂のよ うな「爆速:5秒」ではないですが「晴れ晴れした気分」になりました。
◆Windows 10 へのアップデート
2015年7月下旬に MS から無償アップデートの連絡を受け、アップデートの予約をしました。ところが、7月29日のリリースの後、一週間ぐらい MS から何の音沙汰も無く、忘れかけていました。以前は、新しい OS がリリースされると即インストールしたのですが、年のせいか今回はインストール作業が億劫に感じられたのです。それでも、8月6日に「アップデート可能」のメッセージが表示されたので、早速アップデートインストールをしました。ファイルのダウンロードとインストールに25分くらい掛かりました。
事前の準備として、セキュリティソフトだけは Windows 10 対応のバージョンにアップデートしていたのですが、ビデオカードのドライバーを失念していました。Windows10 が起動すると、適切なディスプレイドライバーが無いので解像度の低い画面表示が表示され、ブラウザーは縦だけで無く横もスクロールを要します。その状態でメーカーのサイトからドライバーをダウンロードするのに手こずりました。
面倒なので今回はアップデート 形式でインストールしましたが、クリーンインストール用にISOファイルをダウンロードしてDVDに書き込みました。当面は現在のハードウェア構成で使うので、万一の場合は、イ メージバックアップからの復元で間に合うと思いますが、念のため新規インストールも出来るようにしました。

◆前回のOSインストール
DSP版の「Windows8.1 Update 64bit 」を入手、このDVDは今年4月のUpdate適用済みなので、Windows 8 → Windows 8.1 → Windows 8.1 Update と言う2回のアップデート作業が不要になり、OSインストールが非常に楽になりました。OSインストールは15分弱で終了。
デバイスドライバーは、マザーボード同梱のDVDから一括インストール、10分ほどで終了。ビデオカードのドライバーはNVIDIAのサイトからインス トーラをダウンロードするので、その前にセキュリティソフトの試用版をインストール。その後ダウンロードしたインストーラにお任せです。TVチューナとプ リンターはそれぞれのメーカーサイトからWindows 8 用をダウンロードしてインストール、ドキュメントスキャナーは同梱のDVDからインストールしました。
Becky!、Adobe CS6、Office2013、NEXTFTP、秀丸、等々をインストールして、設定が完了と言うところで、突然PCがフリーズしてしまいました。フリー ズの原因は不明ですが、再起動出来ないので重症です。取り敢えず、バックアップしてあったイメージをHDDに書き戻し、システムの復元は出来たのですが、 バックアップしてあったイメージが「UEFI起動」に変更する前のモノだったので折角の「晴れ晴れ気分」が消し飛んで、OSを再々インストールをする羽目 になりました。
◆pdfファイルのサムネイル表示
なお、64bit版Windows では、pdfファイルのサムネイル表示が出来せん。ネットで調べれば対処方法がアップされています。下記のサイトから「Adobe PDF iFilter 9 for 64-bit platforms」をダウンロードしインストールします。
http://www.updatestar.com/ja/topic/adobe%20pdf%20ifilter%209%20for%2064-bit%20platforms
但し、プログラムに不備があってこれだけではサムネイルの表示が出来ません。もう一つダウンロードが必要です。下記URLから「Fixes for 64-bit Adobe Reader preview handler and thumbnails」をダウンロードし、インストールしてます。 http://www.pretentiousname.com/adobe_pdf_x64_fix/
これで漸くエクスプローラーでpdfファイルのサムネイルが表示されるようになりました。
◆NEFファイルのサムネイル表示
ニコンのRAW画像ファイル(拡張子:NEF)をエクスプローラでサムネイル表示するには、NIKON_NEFCodec をインストールする必要があります。NIKON_NEFCodec は下記サイトからダウンロードします。
http://www.nikonimglib.com/nefcodec/index.html.ja
◆自作24号機のディスク構成とバックアップ
CドライブのSSDを、Crucial のM100シリーズ(512GB)に更新したのですが、不具合が出て、インテルの530シリーズのSSD(240GB)に再更新しました。イメージバックアップは、Windows 8.1付属のイメージバックアップ機能を使っています。Dドライブは2TBのHDDを1台追加してRAID1からRAID5に変更し、容量を倍増しまし た。RAID5システムでもHDDの同時故障には対応出来ないので、Dドライブ上のB2フォルダーとmuranoフォルダーはフリーソフトの BunBackup を使用してWドライブに非定期に手動でバックアップしています。

以上