3回目

横浜市が高齢者向けにワクチンの集団接種を開始したのが、2021年5月でした。小生はこれまで予防注射の類いは一切してなかったのですが、肺炎が重症化すると非常に苦しいと聞き、何人か有名人が亡くなったニュースにも影響され、アッサリ宗旨変えして、5月に1回目、6月に2回目のワクチンを接種しました。

昨年後半、海外ではオミクロン株が猛威を振るって、各国で3回目接種が進められましたが、第五波が収まった我が国は新内閣がノンビリ構えて遅れをとりました。当初は、3回目は2回目から8ヶ月置いて実施としていましたが、世論の「遅い!」の声に「3回目は6ヶ月後」に前倒しとなりました。

小生は「大所帯の横浜市はあまり機敏な対応は出来ない」と見ていたところ、矢張り前倒しは難しく、結果的には当初の予定通り「3回目は2022年2月開始」となりました。2月1日の夕方、散歩から帰って郵便受けを覗いたら夕刊と共に3回目の接種券が入っていました。「2月開始」が実現して良かった。

早速、ネットで2月4日の接種を予約しましたが、未だ集団接種は始まってないので、接種場所は個人病院だけでした。どこの接種場所も馴染みがないので、1回目と2回目の集団接種を受けた西区公会堂に近い某クリニックを選択しました。個人クリニックでのワクチン接種の感想は率直に言って「こりごり」でした。

集団接種会場はワクチン接種だけが目的で、比較的広い会場でスタッフの手厚い誘導があり、呆け気味の小生でも戸惑うことがありません。対して個人クリニックは通常業務の傍らの臨時業務なので、接種エリアは狭く密状態は避けられません。接種行程の説明はドアに貼った案内ビラ一枚だけなので、小生は戸惑いました。使用するワクチンの取扱や事務処理も一寸心配でした。

某クリニック平面図(クリックで拡大)

小生が選んだクリニックは、トイレの前の廊下に数脚のパイプ椅子を設置して臨時の待合室としていました。受付窓口は通常業務だけで手一杯でワクチン接種には対応せず、ワクチン接種についてはドアに貼った「案内ビラ」で対応するだけでした。案内ビラは簡潔過ぎて、小生は一寸戸惑いました。接種予約者は押しボタンを押して、ドアの向こうのトイレの前で待つ仕組みです。待っている間にスタッフが予診票と接種券を集めて立ち去りましたが、その後もジッと待つだけでした。

ワクチン接種エリア(クリックで拡大)

3回目だからか、忙しいからか、予診票を提出しただけで医師の問診はありませんでした。看護師はワクチンを接種した後「暫く待機して下さい」との指示を出し、3回目接種は終わりました。待機場所が無いのでエレベーター前で待っていると、スタッフが来て接種券を返してくれました。接種券には「3回目終了」のシールが貼られていました。

クリニックの対応には困惑しましたが、クリニックを出る時は「ヤレヤレ無事3回目が終わった!」と言う気分でした。そのままいつものように横浜駅周辺を散歩して午後6時過ぎに帰宅したところ、クリニックから電話があり「接種済みシールを取り忘れたので、至急接種券を持って来院せよ」とのことでした。散歩で疲れていたし、元々クリニック側の手落ちなので、接種券は翌日持参することで話をつけました。

翌日、散歩の途中でクリニックに立ち寄りました。我が接種券を提示、スタッフが取り忘れたワッペンを剥がして、漸く「3回目ワクチン接種」が完了しました。普段、病院とは縁が無く、馴染みのクリニックが無い方は「集団接種会場がお勧め!」です。

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