高解像度でもCS6を見易く

自作PCのディスプレイを高解像4Kに更新したのですが、その結果、表示される文字が小さくて衰えた我が視力ではそのまま使えません。その対策として、Windowsでは「システム>ディスプレイ」の設定を「拡大/縮小:150%(推奨)」、ディスプレイの解像度を「3840×2160(推奨)」として対応したのですが、AdobeのCS6(Creative Suite 6)はこれに応えてくれませんでした。

27形のディスプレイを一回り大きな32形にすることで改善出来そうですが、以前はヨドバシの横浜にはEizoのディスプレイが沢山展示されていたのですが、最近はLGのディスプレイばかりでEizoは1~2機種しか展示していません。東京のEizoのショールームにも32形は置いてないようなので、実機で「見え方」を確認出来ず、ディスプレイの買い換えは足踏み状態です。とは言え、CS6は長年使って慣れているので、ツールバーの文字やアイコンは見難いながら見当で何とか操作しています。

最近、構造システムグループのサイトに「高解像度モニターで画面の文字やアイコンが小さく表示される場合の対処方法」と言う記事を見つけました。記事は同グループがサポートしているアプリケーションについて書かれていますが、AdobeのCS6も似たようなものなので、記事にある設定方法で対処できるかどうか試してみました。何とツールバーの文字やアイコンが大きく表示されます。暫くはこの設定で使うことにしました。

◆操作手順
1)エクスプローラーで、Illustrator、Photoshop、Dreamweaver、それぞれの実行ファイルを右クリックしてプルダウンリストから[プロパティ]を選択。
以下はIllustratorの例です。
2)[互換性]タブの下の方にある[高DPI設定の変更]を右クリック。
3)表示されたダイアログボックスで「高いDPIスケールの動作を上書きします。」のチェックボックスをONにして、リストボックスのアプリケーションをシステム(拡張)に変更してOKボタンを右クリック。
4
)[互換性]タブのOKボタンを右クリック。
5)アプリ(Illustrator)を再起動すると文字やアイコンが大きくなりました。PCの再起動は不要です。

高DPI設定の変更手順(クリックで拡大)

◆高DPI設定の結果
小生が使っているアプリでは、AdobeのCS6だけがWindowsのディスプレイ設定に対応せず、使いづらかったのですが、高DPI設定の変更で改善されました。作業領域が狭くなりますが我慢しています。(下図)
但し、Illustratorは、高DPI設定を《システム(拡張)》にするとおかしな挙動をするので、高DPI設定を《システム(拡張)》ではなくもう一つの選択肢《システム》に設定し直したところおかしな挙動が収まりました。

高DPI設定(クリックで拡大)

 

<