アルトハイデルベルク

◆岩波版 アルト ハイデルベルク
I 先生が紹介してくれた2編の「詩」は一部あやふやな箇所があったので、確認のため同戯曲の文庫版を探したが既に絶版となっていた。半世紀前は岩波書店以外からも出版されていたのだが、それ等も絶版となっている。思いついてサイトの古書市場で探したら、“岩波版(昭和44年6月20日第25刷)” があったので入手した。

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◆詩二編
高校の卒業文集で恩師 I 先生が紹介してくれた詩二編である。文集には先生のコメントがあったと思うのだが、全く思い出せない。詩の背景に借用した写真は文庫版の折り込み頁に掲載されていた。写真手前がネカー川と旧市街、その向こうの丘の上にシルエットとして見えるのがハイデルベルク城である。

詞2編

上の折り込み写真を見て、30年前にハイデルベルクに行った時、ネカー川の反対側からお城を見ることを思い付かなかったことが非常に残念である。橋を渡りハイデルベルク城を遠望したり、教会や大学に寄らずにあっさり引き上げたのは、時間だけが理由ではなかった。ハイデルベルク滞在中は未だ気が付いて無かったが、既に風邪に冒されていたのである。この時に歩いたコースは「ハイデルベルク」に載せてある。

次に回ったフランクフルトで、ゲーテハウスを見た後ライン川の岸辺を歩いているうちに風邪の症状が顕在化、フランクフルトのホテルでダウンと言うのはマズイので、予定を変更してカールスルーエに戻った。今は便利な時代になったので、「ネカー川の反対側から見た古城」の写真をネット上で眺めることが出来るが、二編の詩には昔のモノクロのシルエットがピッタリだと思う。

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ネカー川の反対側から見た古城