漸くRAID

3年前に自作PCのCPUをIntelからAMDに乗り換えた時、AMDのユーティリティRAIDXpert2を使ってRAIDを構築したのですが「スリープ後HDDを認識しない」と言うトラブルに遭遇、残念ながらRAIDの使用を諦め非RAIDのHDD(内蔵8TB,外付け4TB)で我慢しました。我が仮説「AMDのRAIDXpert2が原因」を検証するには、PC環境をAMDからIntelに変える必要があり、当分検証は出来ませんでした。

昨年(2023年)、CPUをAMDからIntelに戻したので、iRST(Intel Rapid Storage Technology)が使えるようになり、上述の検証が可能になりました。RAIDを組むため、8TBのHDDを3台使用しましたが、加齢のためHDDの組み込み作業が億劫で、なかなか手が着かず先延ばししていました。今年(2024年)6月にアルバム制作が一段落したので、懸案のRAID構築に手を着けました。

作業は単体で使っていたHDDを取り外し、新たにHDDを3台取り付けます。SATAの電源ケーブルはこれまで使っていた分岐ケーブルが流用出来たので助かりましたが、2本のSATA信号ケーブルの追加は難航しました。マザーボードのSATA端子の周辺は配線やパーツが邪魔をしていてアクセス困難だったのです。

ケーブルを通すスペースはありましたが、コネクターを手で持って差し込むには狭過ぎて弱りました。マザーボードのSATA端子を見るのも難しく手探りなので、何度も試して漸く成功しました。手探り作業がダメなら周辺パーツをバラす必要があったので、その手間が省けたのは幸運でした。なお、取り外した非RAID HDDはバックアップとしてクローゼットの片隅で眠っています。

27号機のドライブ構成(クリックで拡大)

インテルのユーティリティ(Intel Rapid Storage Technology)で構築したRAIDは、使い始めて未だ2ヶ月くらいしか経っていませんが、AMDで遭遇した「スリープ後にHDDを見失う」と言う症状は出ていません。80代半ばの《年寄りの冷や水的》RAID構築作業でしたが、3年前のトラブル原因に関して、我が仮説が検証出来たのでスッキリしました。RAID構築については「RAID設定(27号機改)」に載せています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


Optionally add an image (JPEG only)