新しい自作PCを使い始めて一ヶ月、一寸した異変がありました。突然ATOKのご機嫌が斜めになったのです。
日本語を入力すると、下図のように「辞書として扱えません」と出ます。

そのままスペースキーを打ち続けると、変換候補のドロップダウンリストが表示されますが、変換操作に手間が掛かって困ります。しかも、変換候補リストの候補の順序に実績が反映されていません。

全く突然のことで何がなにやら分からず焦りました。応急措置として MS-IMEに切り替えましたが、20年以上使っているATOKの操作を指が覚えていて一寸使いづらいです。
何とかしようと、ジャストシステムの「サポートFAQ」を覗くと、下記のような対策が提示されていました。
《辞書ファイルが正しく認識されず、変換時にエラーメッセージが表示される場合は、次の内容を確認します。》
●辞書の設定を確認する
●ユーザー辞書を新しくする
●ATOKの環境を初期化する
●ATOKを削除して再セットアップする
上から順に試してみましたが、どれも効果がありません。最後の項目は二度もやりましたが、ATOKの動作に変化はありません。マイクロソフトが自社のMS- IMEを使わせるために何か細工をしているのだろうか?などと、勘ぐりたくなりました。
思い余って、昔使った ATOK2012 をダメ元でインストールしてみました。あら不思議、エラーメッセージが出ません。変換候補リストの候補の表示順序を見ると実績が反映されています。解決したようです。

この投稿を書いていても違和感はありません。まあ、隠居が使う範囲の「日本語変換」は一昔前のバージョンでも十分だと言うことが判明しました。
とは言え、辞書不具合の根本原因が分かりません。
Webで調べたら、フリーズの後にこの現象が顕れたとの書き込みがありました。実は、当方のPCでもアプリでフリーズがあったのでそれが原因かもしれません。
また、後で知ったのですが、「ATOK Sync」のオプションに「サーバーのデータで環境を上書きする」と言う機能があり、これで解決したとの報告がありました。
「ATOK Sync」なんて一度も使ったことがなく、この辺は、次に不具合に遭遇した時に参考になりそうです。[以上]