◆システムイメージの作成
Cドライブのバックアップは Windows の機能を使っています。機能が置かれている場所は Windows 8 では分かり難かったのですが、Windows 10 では改善されました。[コントロールパネ ル]→[システムとセキュリティ]→[バックアップと復元]と辿ると、左ペインに「システムイメージの作成」とあります。これをクリック すると、バックアップ先の指定、バックアップ対象ドライブの指定、バックアップの設定の確認、と進みバックアップ開始です。
なお、ウィンドウの左上の「バックアップと回復(Windows 7)」は、一寸違和感を感じました。
はじめは Windows 7 をアップグレードしたせいかと思いましたが、そうではなくて、イメージの作成に Windows 7 互換ユーティリティを使っているためのようです。開発者はさておいて、ユーザーにはあまり関係ないので Windows 7 の表示は不要だと思いますが、当方には分からぬ事情がありそうです。

◆作成したイメージファイルの保存場所
Windows 10 のインストール時、インストール先のSSDに4パーティションが自動生成されましたが、インストール後にディスクの管理を見ると、SSDには下図に示すのように、回復パーティション(450MB)、EFIシステムパーティション(100MB)、Cドライブ(残り 全領域)の3領域に分割されています。上記イメージ作成の結果、3つのパーディションに対応したイメージファイルが3個と11個のxmlファイルが保存されました。

◆ファイルバックアップ(Bunbackup)
使い方は極めて簡単です。起動後「+」のアイコンをクリックすると「バックアップ設定」と言うウィンドウが開くので、下図のよう に、タイトルを入力、バックアップ元フォルダとバックアップ先フォルダーは参照アイコンをクリックして選択するだけです。B2フォルダも同様に設定します。これで増分だけがバックアップされます。Bunbackupは色々設定出来るようですが、操作ミスを犯さないように一番シンプルな使い方に徹しています。

◆システムの復元
Windows 10 では未だ「復元」を試してないので、ここでは Windows 8 の操作手順を再掲します。
保存したバックアップファイルを使ってシステムを復元する場合は、 OS のインストールディスクを使ってPCを起動します。セットアップ画面が表示されたら、ダイアログ「今すぐインストール」は無視して、左下の[コンピューターを修復する]をクリックし、開いた [オプションの選択] 画面で [トラブル シューティング] を選択し、次の [トラブルシューティング] 画面で [詳細オプション] を選択します。
[詳細オプション]画面が開いたら、[イメージでシステムを回復]をクリックする。[イメージでシステムを回復]で「Windows 10」を選択すると、[コンピューター イメージの再適用]ウィザードが起動するので、ウィザードの指示に従ってバックアップしたシステムイメージ(VHDXファイル)を選択します。なお、復元 先でないドライブは途中で「除外」操作が必要になるので、予め関係の無いドライブのSATAケーブルを外しておく方が操作は簡明です。
◆以前のバックアップ
バックアップ_Windows 8