2004年にソニー機から乗り換えて以後、東芝RDシリーズを使い続けたが、東芝機の不具合の多さに閉口した。当時の故障は隠れリコールの扱いだったようで、一年間の保証期間後も東芝は無償で対応していた。テープ録画用の単体BS/CSチューナとアナログRD録画機の中間に映像変換器を入れてコピーワンス対策をしていたので、デジタルチューナ搭載のRD機にはなかなか手が出なかった。
2006年の末に「フリーズ頻発」の悪評のあったRD-XD92Dを購入した。価格がグッと下がったので、評判通りなのかどうか野次馬的な衝動買いだった。12月28日に配達されたマシンは、噂に違わずフリーズを頻発、その上、予約録画でもトラブルが多く、このレベルの不具合を見つけられずに出荷するようでは東芝の品質管理に問題ありと思った。 結局「フリーズ頻発RD-XD92D」は年末年始の20日間だけ我が家に滞在して退場した。
代替機として送られてきたRD-XD92Dも当初トラブルを頻発したが、コンデンサー交換後は安定して稼働するようになった。2007年12月末、保証期間終了間際に「登録済みキーワードが消滅」すると言う現象が発生し、更にDVDが読めなくなったり、時々フリーズを起こすようになった。修理相談センターに電話しても、年末年始は全くつながらない。XD92Dのダウンに備えて、取りあえず売値の下がったRD-A600を購入した。
2008年1月中旬の日曜日の早朝にやっとセンターとつながった。修理依頼だけで約半月掛かってしまった。2008年2月上旬、デジタル基板とHDDの交換をした。フリーズ頻発レコーダはその後特段の不具合は発生していない。この間の2008年1月、東芝は HD DVD から撤退を発表した。小生は XD92D も A600 もDVDレコーダとして購入して使っていたので HD DVD からの撤退には何の痛痒も感じなかった。
2009年9月にRD-X9がリリースされた。最後のHD DVD対応機だった。小生はUSBの外付けHDD機能に興味を覚えたので、値下がりを機に購入した。ところが、RD-X9本体が外付けHDDを認識できなくなる不具合が時々発生した。この外付けHDDをPCに繋ぐと全く問題ないので、RD-X9側の問題と思われる。リセットすれば使えるが暫くすると同じ現象が起こる。残念ながらRD-X9の外付けHDD機能は使い物にならないと判定した。
2010年にA600を売却してパナソニックのBWT3100を導入した。初期不良で新品交換したが後は順調に稼働している。RD-X9とBWT3100の2台体制が4年ほど続いた後、RD-X9は「男はつらいよ」シリーズと「釣りバカ日誌」シリーズの録画済みタイトル保存用とした。RD-X9の代替として2014年にBRZ2000を導入した。3チューナー機なので、普段の録画はBRZ2000だけで間に合っているが、低価格機なのでリモコンが無線式でなく赤外線式なのが不便である。BRZ2000の活躍でBWT3100の出番は無くなった。
2023年に入り、BRZ2000の挙動が時々怪しくなったので、用心して最新のレコーダーDMR-4T403を購入した。BRZ2000の出番は殆ど無くなったが、何とか稼働しているので偶に使用している。
