替え刃

半世紀近くフィリプスのシェーバーを使っています。ヒゲを剃るのは一日一回で朝の洗面時です。若い頃もそうでしたが、年を取って益々ヒゲ剃りは面倒だなと思うようになりました。しかし、年寄りがヒゲぼうぼうだと、周りの人を不快にしそうだし、自分自身も気分が悪いので一年365日毎朝剃っています。

以前、刃の寿命を告げるシェービングヘッド交換表示が点灯したことがあり、その時はリセット操作でやり過ごした記憶があります。今年に入ってまたまたヘッド交換表示が出たので、今度は替え刃を購入しました。4年の間にヘッドの構造が変わり、店頭で替え刃を見せられた時、あまりにも違うので「大丈夫か?」と店員に念を押したくらいです。

シェーバーと替え刃(クリックで拡大)

帰宅して早速交換、試し剃りしてみましたが問題なさそうでした。動作音が静かになっていて、シェーバーは地味ながらそれなりに進化しているんだなと思ったのを覚えています。使い始めてから気がついたのですが、本体に付属していた保持板ホルダーが新しい保持板に適合せず、内刃と外刃を取り出して直接掃除することが出来ません。

ヘッドの分解(クリックで拡大)

保持板が外せないと思い込んだため、取り敢えずヘッドを取り外して外側から見える範囲のゴミをブラシで掃除することでお茶を濁していました。それでも毎朝のヒゲ剃りには支障が無かったので、この状況が半年ほど続きました。(下図)

ヒゲ剃り後のゴミ(クリックで拡大)

ところが、6月末頃から鼻の下を剃っていると外刃が熱くなっているのに気がつきました。頬などは鈍感なのか熱さを感じません。そうこうするうちに、満充電した電池が1週間で電池切れになりました。これまでは充電周期が2週間だったので明らかに異常です。原因はヘッドホルダーに半年分のゴミが溜まったためと思われます。真面目に掃除してなかった報いです。

なんとか保持板を外して掃除する必要があります。ピッタリ合わない保持板ホルダーの溝の片方だけを引っ掛けて強引に回したらアッサリ保持板が外れました。ならば指でもと思い、指先に少し力を入れると残りの保持板も外れました。新型の替え刃は保持板ホルダーが不要な構造に進化していたのです。恥ずかしながらこの半年間、内刃と外刃を直接掃除してなかったため沢山のゴミが溜まっていました。

半年分のゴミ(クリックで拡大)

替え刃を使い始めて1~2ヶ月でこの状態になっていたのかもしれませんが、ゴミに邪魔されながらもギリギリの状態で内刃は回転していたようです。ところが、連日の猛暑で多量の汗をかいたままヒゲ剃りをしたため、溜まったゴミが湿気を帯びて固まってしまい、内刃が回転し難くなり、モータの消費電力が増えて電池切れが早まったと推定されます。

半年分のゴミを掃除するのに小一時間掛かりましたが、替え刃を使い始めた時の状態に戻りました。後日、Webで替え刃に関連するレビューを見つけたので抜粋を下に載せておきます。文中に「まず外し辛くなりました。手回しですがかなり固いです。」とあり、小生が「外せない」と早とちりしたのも無理はない、と一人で納得しています。

Web上の関連レビュー(クリックで拡大)

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