カールスルーエ

技術調査のため、1977年3月末から4月中旬までカールスルーエに滞在した。駅前のシュロスホテルに泊まった。格調は高いホテルだったが、外観だけでなく内部の設備もかなり古めかしいものだった。エレベータはフランス映画に出てくるような時代物の設備だった。急ぐ時は階段を使った方が早いが、楽しいので普段は大抵この時代物のエレベータを使った。

工場は街のはずれにあった。駅前から市電(トロリーバス?)が出ていたが、朝は時間に追われてタクシーを使った。帰りは時間がタップリあったので、正門前の停留所から市電に乗った。 ドイツの工場は退社時間が早いので、街の中心部で一旦降りて夕食まで繁華街で時間を潰し、夕食を済ませてからホテルへ戻った。

出勤2日目に乗ったタクシー料金が前日に比べてかなり高かったので、運転手に文句を言った。運転手は「料金に間違いない。心外だ。」と言って物別れになった。ところが、3日目以降の料金も2日目レベルだった。どうやら、1日目のタクシーのメータに不具合があったようで、小生の早トチリで2日目の運転手には申し訳ないことをしてしまった。

カールスルーエ滞在中、週末は3度あったが、カールスルーエの観光は「カールスルーエ宮殿」と「動物園」だけで、あとはイースターの連休を利用しての「パリ旅行」と「ハイデルベルクとフランクフルトの駈け足旅行」に使った。滞在中ひどい風邪をひき、全快までの1週間は朦朧としながら仕事をした。

カールスルーエ市街図
カールスルーエ市街図

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