昨年の話です。今のマンションに入居して11年が経ち、そろそろ設備の更新が必要です。台所・風呂・洗面所の給湯と居間の床暖房を支える給湯器は、秋の定期点検で「異常なし」だったので未だ1~2年は大丈夫そうです。エアコンは4台設置していますが、稼働時間が長い居間のエアコンは、夏の暑い盛りに「何だか冷えない」と言う症状を呈していたので、年末までに交換する心づもりでした。
エアコン
11月に入ってヨドバシの売り場を覗くと、新機種の出る時期なのに売値が真夏の頃と同じで下がっていません。ダメもとで値引きを求めると、裁量権限を持つ店員さんが登場しました。店側は旧型を売り切ってしまいたい、当方は旧型が売り切れる前に安く買いたいと言う微妙な立場での交渉です。11年前はもっと頑張ったのですが、年のせいか今回は適当なところで妥協しました。

型番から想像出来るように同じメーカの後継機を購入しました。後継機ですが11年経っているので大分変わっていました。幅が100㎜短くなった代わりに奥行きが100㎜増えています。幅が減るのは良いのですが、壁からの突き出す量が100㎜増えるのはどんなものか一寸心配でしたが、部屋に設置してみると部屋の隅の高い位置なのであまり違和感を感じませんでした。
なお、カタログを見ると運転音が、11年前の機種より10㏈以上高くなっています。何故高くなったのか聞くと、2013年4月に、JIS C 9612(ルームエアコンディショナ)が改正され、運転音の測定は「音圧レベル(騒音レベル)」から「音響パワーレベル」に変更されたためとのことでした。前述の「奥行き」と共にこの「騒音レベル」も気懸かりでしたが全く問題ありませんでした。
選手交代の結果は下の写真の通りです。室外機に繋がる配管の化粧カバーは11年前のモノを流用しましたがピッタリ収まっています。一寸気になるのは天井から垂れ下がったプラズマTVの転倒防止用の鎖ですが、普段TVを見ている時は全く気になりません。

洗面用混合水栓
新しいエアコンが設置されて、あとはお正月を迎えるばかりと思っていたら、数日後に洗面所の蛇口が壊れてしまい床が水浸しになりました。この蛇口は温水と冷水を混合すると共にノズルの給水管が蛇腹式で引き出して使えるタイプなのです。禿頭なので朝シャンはしませんが、吐水口が自由に移動可能なので便利に使っています。漏水の原因は蛇腹部分が経年劣化したものと思われます。
一刻を争う事態なので、入居時にオプション工事をした業者に電話したのですが、コロナ禍で業態が大分変わったようで連絡がつきません。Webで検索して横浜市内で緊急対応する工事屋さんに来て貰いました。曰く、ドイツ製の混合水栓なのでパーツの入手に時間が掛かる、似たような混合水栓としてSANEI社(旧三栄)の水栓なら数時間で入手可能とのことでSANEIに交換することにしました。

11年前に入居して初めて「混合水栓+蛇腹式配管」を見た時、加齢で手先も視力も鈍った小生には手に負えないと感じ、工事は全て業者に任せることにしました。40年住んだ団地の水回り設備はシンプルだったので水漏れ等は自分で修理しており、三栄(現SANEI社)の蛇口を使った記憶があります。工事屋さんから提案された代替パーツがSANEI社製と聞いて、迷わず直ぐOKを出しました。