メキシコ出張概要

1988年12月某日、部の忘年会の日だった。終業間際に上司のEさんに呼ばれた。同僚のTさんの都合が悪くなったので代役として「メキシコ出張」を命じられた。小生が持つメキシコのイメージは、貧困・感染症・治安の悪さ等々マイナス面が多く、気は進まなかったが業務ではやむを得ないので拝命したが、内心ビックリした。出張の目的は「メキシコチワワ州高度技術センター技術協力事業事前調査団」の団員として現地で事前調査を行うことだった。

メキシコ事前調査訪問地
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事前調査はチワワで行ったが、週末の土曜日にクアウテモック、日曜日にはF氏と二人でチワワ太平洋鉄道に乗って大峡谷を見に行った。チワワから戻ったメキシコシティでは何故か公式行事が取りやめになり一日ホテル待機となったので、F氏と二人で市内見物。更に、帰りの日航機がエンジントラブルで代替機を日本から回すため、滞在が一日延びた。延びた一日は宿泊と食事が日航の負担になり、只でもう一日市内見物が出来た。