スリープ後HDDを認識しない

加齢で横着になったせいか、作業を2~3時間中断する際、作業中のソフトウェアをきっちり終了させずにスリープで放置して席を立つことが多くなりました。今年の4月、5年振りでPCを自作したのですが、何とスリープから復帰した時にHDDを認識しません。コールドスタートや再起動ではHDDを見失うことはないのでスリープを使わなければよいのですが、- – – – 。

5年振りの自作で、今回は Intel から AMD に乗り換えたのが原因かもしれません。Web 上に似た症状について幾つか載っていましたが、決定的な解決策がありません。あるサイトに「大容量HDDはスリープから復帰する際、起動が遅れるため認識されない」とありました。この説に釣られて、DドライブをM.2 SSDに入れ替えてみました。

SSDにしたのでスリープ復帰後にDドライブが消えることはありませんが、内蔵 HDD を見失うので、データを参照する時は不便です。冷静に考えると「大容量HDDの起動遅れ説は真か?」と言う疑問が消えません。RAIDXpert2 は RAID5 が使えないことから、前々から、小生の頭の隅に RAIDXpert2 は インテルのIRST に劣るのではないかと言う不審感がありました。

スリープ後にHDDを見失うのは RAIDXpert2 のためかもしれないと言う考えが強くなり、SATAモードを RAID から AHCI に変えみることにしました。元からあったアイデアですが、RAID を構築してデータを書き込むのに1週間近く掛かるので、なかなか踏み切れなかったのです。DドライブがSSD化されて HDD 無しでも PC が使えるのでテストに踏み切りました。

UEFI で SATAモードを RAID から AHCI に切り替えただけでは、RAIDメンバーのHDDはWindows10 に認識されず、UEFI の RAIDXpert2 で RAID Array から開放する必要がありました。 RAID Array から開放した HDD を「ディスクの管理」で見ると、 MBRモードで3パーティションに分割されていました。この HDD を GPTモードに戻しシンプルボリュームを作成してテスト再開です。AHCIモードのHDDを組み込んだ自作PCはスリープ後に HDD を見失う現象が全く発生しません。

スリープ復帰後にHDDを見失う原因はRAIDXpert2 でした

システム上のメカニズムは分かりませんが、 RAIDXpert2 に何らかの修正が必要と思われます。若い頃なら、AMD にねじ込んで渡り合うところですが、隠居にはそんな元気が無く、取り敢えずの自衛策としてテスト環境(RAIDを使わない)をそのまま使用することにしました。RAID Array に使っていた 8TBのHDDは取り外して、SynologyのNASキットに組み込みRAID1で使用しています。

26号機のディスク構成の変化(クリックで拡大)

テストの結果として「大容量HDDの起動遅れ説」は間違いであることが判明しました。追加した4TBのSSDは不要でしたが、データ処理の高速化には貢献していると思うのでそのまま使うことにしました。出来れば WドライブのHDDもSSD化したいですが、8TBの SSD は未だ高いので、もっと値が下がるのを待ちます。

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