RAID設定(27号機改)

2021年の26号機ではAMDのRyzen 9を採用、4TB HDDを4台でRAID5を構築するつもりだったのですが、パーツ購入後にAMDのオンボードRAIDではRAID5が組めないことが分かり、急遽、8TB HDD2台のRAID1に変更をしました。AMDのユーティリティRAIDXpert2を使ったRAID設定は初めてでかなり戸惑った記憶があります。その上、実際にRAIDを運用してみると、スリープ後にRAIDボリュームを見失うと言う問題が出現、RAIDの運用を断念しました。

27号機でIntel CPUに戻ったので、RAID5を復活するつもりでしたが、加齢による体力・気力の減退で、なかなか手が着かず、用意した8TB HDD 3台は半年くらいクローゼットの肥やしになっていました。春のお散歩アルバム制作が片づいたので、漸く重い腰を上げてRAID構築に手を付けました。27号機でのRAID構築は、UEFI BIOS上での作業になりましたが、長年使い慣れたiRSTの設定と似た手順なので違和感無く作業出来ました。

RAIDの構築(クリックで拡大)
RAIDボリューム確認(クリックで拡大)

設定が終わり、RAIDボリュームも確認出来たので、PCを再起動して「ディスクの管理」を開いたところ、構築したRAIDボリュームがWindows に認識されていません。デバイスマネージャを覗くと「RAID ドライバー」がインストールされていないと言う警告マークが表示されていました。自分は、RAIDドライバーが必要なのは、RAIDボリュームにOSをインストールする場合だけと思っていたのですが、データ用に使う場合も必要のようです。

ASUSのサポートページからドライバーをダウンロードしてインストールしたところ、ディスクの管理でRAIDボリュームがドライブとして認識されていました。RAIDドライバーについての自分の認識が間違っていたようです。初期化した結果、エクスプローラー画面上でも、RAID_Volume として認識されるようになりました容量は14.5TBですが、既に過去の撮影データを移しているので空き容量は8.94TBになっています。また、AMD時代に見られたスリープ後にHDDを見失うと言う不具合は発生していません。

RAID_Volumeの確認(クリックで拡大)

◆RAID_Volume の速度
26号機でRAID5が使えなかったので、一時的に、4TB HDDと8TB HDDに分散して保存していたデータをまとめて保管できるようになりました。ただ、最初に作成したVolume は非常に読み書き速度が遅かったので、作成した RAID_Volumeを削除して、作り直しました。読み取り速度は速くなりましたが、書き込み速度は遅いです。とは言え、最初に構築したRAID Volumeよりは速いのでそのまま使っています。

RAID_Volume の速度

データの大部分は過去に撮影した写真とバックアップ的なデータなので頻繁にアクセスすることはないので、上図の読み出し速度があれば充分と思います。但し、書き込み速度が遅いので単体のHDDに保存していたデータをRAID_Volumeに移すのに時間が掛かっています。これは辛抱するしかありません。いざ「見たい」と思った時にクローゼットからHDDを持ち出してPCに接続するのに比べれば、マウスの操作一発でアクセス出来るのはとても楽です。