1988年 メキシコシティの最初の朝、疲れのためか寝坊してフロントからの電話で起こされた。前夜、各自の部屋へ引き取る際に、海外が初めてと言うF氏を気遣って朝食は一緒に食べる約束をしていた。 時間が来ても小生が現れないので、逆にF氏がフロントから電話して起こしてくれたのである。夢うつつで電話を取った小生は事態を飲み込むのに暫く時間が掛かった。
漸く状況を把握した小生は 「すいません、先に食べていて下さい!」と答え飛び起きた。 急いだ甲斐あって少し時間があったのでコーヒーとフルーツを食べることが出来た。フルーツはボーイが大皿に盛ってテーブルを回っているので待ち時間ゼロなので好都合だった。メキシコ滞在中は朝はフルーツで済ますことにした。F氏のお陰で集合時間に遅れる醜態は避けられた。

昨夜と同じJICAの車でJICA事務所に向かう。
所長H氏他スタッフに挨拶して打ち合わせの後、日本大使館にK公使を表敬訪問した。 頂いた名刺には「公使 K」としか印刷されていないのでビックリ。
続いてメキシコ外務省の技術協力局長を表敬訪問した。今日の公式行事はこの二件で昼前に終了した。あとは夕方チワワへ発つだけである。多分、調査団のメンバーにメキシコシティの市内見物をさせるため、こんな優雅な日程が組まれたものと思われる。
ラテンの国の昼食時間は遅いので、予約したレストランも未だ準備中と推定、食事の前に中心部より少し離れたメキシコ大学のキャンパスを見物することになった。
当方は西も東も分からないので、何処をどう移動したのかは分からなかったが、下図を作成して初めて、空港、ホテル、大学の位置関係が分かった。

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