Windows 11 チェック

ネット上に「Windows 11」のニュースが流れました。やれやれと思いながらMicrosoft のサイトを覗くと、Windows 11 の紹介ページがありました。リリースは、2021年後半を予定しており「興味のある方はそれまでの間にご準備下さい。」とあります。「何を準備するのか?」と思ったら、Windows 11 をインストールするPCに必要なシステム要件が8項目が挙げられ、これに対応するように準備せよと言うことらしいです。

Windows-11-システム要件

その内の「TPM」は、恥ずかしながら、PC自作派の小生も馴染みがありません。ネットで調べると、TPM(Trusted Platform Module)とは、デバイス上で様々なセキュリティ機能を提供するためのモジュールだそうです。簡単に言えば、暗号化で利用する鍵を安全な場所で管理するための仕組みだそうです。

TPMのバージョンは、1.2と2.0があり、2.0で機能が大幅に強化されていますが、Windows 11 ではバージョン2.0が必要です。TPMにはディスクリートTPMとファームウェアTPMがあり、最近では、チップセットやCPU内のSoCに搭載されたTPM機能をマザーボード上のファームウェアと組み合わせて利用するファームウェアTPM(fTPM)が一般化されているようです。

我がPCのマザーボードには fTPMの設定項目がありました。デフォルトは「Disabled」でしたので、取り敢えず「Enabled」に変更しました。Microsoftのサイトには「互換性の確認」と言う項目があり、PCが必要な要件を満たしているかどうか確認できるアプリが掲載されていましたが、何か不具合があったらしく現在は利用出来ません。

MS純正ソフトが使えないので、Robert C. Maehl 氏開発のフリーソフト「WhyNotWin11」を使ってみました。取り敢えず、要件はクリアーしています。

Windows 11 対応チェック

【蛇足】
手元に未だ解体してない25号機があります。5年前の自作機で、CPUは i7 6850K (Broadwell世代) です。隠居は暇なので興味本位でチェックしてみました。

Windows11対応チェック25号機

その結果が上記です。矢張と言うか当然と言うか、CPU互換性に橙マーク、TPMバージョンに「TPM無し」の赤マークが点灯しました。赤マークのTPMはマザーボードに端子があるので「TPMモジュール(約¥5,000)」を装填すれば解決します。

X99-A II TPM connector

問題は橙マークのCPU互換性の方です。Microsoft としてはインテルCPUは第8世代以降に、AMDはZEN以降に制限したいようです。従って、こちらの方の制約が緩和されるかどうか、Microsoft 次第なのです。とは言え、Windows 10 はあと4~5年はサポートされるので、無理にWindows 11 に移行する必要もありません。

なお、ネット上にはチェックで引っ掛かる古いCPUやTPMの無い場合でもWindows 11 をインストールする裏技が載っています。一昔前の小生なら挑戦するところですが、最近は活力不足でその気になりません。小生の場合、26号機が稼働したので、25号機は一部のパーツを売却して残りは無料引き取り業者に処分を依頼予定です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


Optionally add an image (JPEG only)