アルバム「黒谷/吉田山散歩」考

昨年暮れ、個人的な事情でアルバム制作が中断してしまいました。そのため、アップ出来たアルバムは番外編の上記「黒谷/吉田山散歩」だけで本編の「奈良散歩」は手がついていません。番外編は、アルバムでも記しましたが、吉田山頂上付近の「逍遙の歌」歌碑が目当てだったので散歩そのものは満足していますが、逍遙の歌について気がついたことを書いておきます。

まずはYouTubeから借用して下に載せた動画を見ていて気がついたのですが、第4連冒頭の「♪ラインの城や」の背景画像に登場するお城を見た時、どこかで見たお城だと思いました。半世紀くらい前ドイツに駐在していた時、ライン下りの観光船から見た「エーレンフェルス城址」と気がついたのです。「紅もゆる」の寮歌とは関係ありませんが、とても懐かしく思いました。

もう一点は、第6連の歌詞が、動画と吉田山の歌碑で春と秋のフレーズの位置が逆なのです。前々から動画の歌詞に一寸した違和感を持っていたのですが、今回、石碑に刻まれた歌詞を見て動画との違いが確認出来ました。これだけではどちらが正解とも言えませんが……。比較のために、下に吉田山の石碑に刻まれた歌詞も載せておきます。

吉田山山頂の歌碑抜粋(クリックで拡大)

[追加投稿]
投稿をアップして一年経った2026年1月、YouTubeでTakechanと言う芸人さんが歌う動画を見ました。当然、気になっている第6連の歌詞を注視していたら、春と秋のフレーズの順が吉田山の歌碑と同じなのです。これで決着と思ったら、
第11連の冒頭が「ああ洛陽の……」となっており、吉田山の歌碑「見よ洛陽の……」と違うのです。たった二文字ですが気になります。

〈緑咲・さとう〉が歌う動画の方は吉田山の石碑に刻まれた歌詞と同じ「見よ洛陽の……」です。語感も「見よ」の方がピッタリくるので、吉田山の歌碑に軍配を挙げても良さそうに思います。但し、歌詞の違いはあっても、歌唱としては〈緑咲香澄・さとうささら〉が歌う動画の方が隠居の好みです。

以下にTakechanが歌う「紅もゆる」の歌詞を載せておきます。

紅もゆる_明治38年原歌詞(クリックで拡大)

[再追加投稿]
上記Takechanが歌う「紅もゆる」で決着と思ったのですが、長年歌われてきた歌なのでそう簡単に決着はつきませんでした。その後、YouTubeを見ていたら、「(旧制)第三高等学校寮歌 逍遥の歌 歌:beni9jyaku(紅孔雀)」と言う動画に遭遇しました。

動画の中では第6連は歌われていませんが、背景画像に譜面と歌詞が出ていました。小さな背景画像を拡大したので解像度は悪いですが、その第6連は春と秋のフレーズが吉田山の歌碑とは逆になっているのです。隠居はウーン!と唸るしかありません。

beni9jyaku(紅孔雀)が歌う紅もゆる(クリックで拡大)

更に緑咲香澄の原譜による「紅もゆるも登場、こちらは運良く第6連が歌われていて、歌詞も下図のようにバッチリ表示されています。 緑咲香澄は春と秋のフレーズ違いの歌詞を両方歌っているのですが、原譜による歌唱は曲の印象がかなり違います。

上の動画から第6連の歌詞を抜粋しておきます。

緑咲香澄 紅もゆる(原譜による)(クリックで拡大)

足かけ二年「紅もゆる」の歌詞でドタバタしました。寮歌は商業ベースで世に出たものではないので、著作権の枠を超えて時間の経過と共に変化しています。世の中に出回っている「紅もゆる」動画の歌詞は統一出来ませんが、現時点では吉田山の歌碑に刻まれた歌詞を基準にするのが良さそうです。

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