何週間か前のことですが、朝起きたら体調がおかしいのです。インフルエンザにでも罹ったかと心配になり、体温計を取り出したのですが、起動ボタンを押しても表示部に何も表示されません。電池切れかと思い電池を交換してみたのですがウンともスンとも言いません。コロナの頃は問題無く使えたので気づくのが遅れましたが、体温計本体の寿命かもしれません。価格が千円台の商品なので新規に購入した方が良さそうです。
とは言え、体温を測れないので弱りました。この時、家に水銀体温計があることを思い出しました。何年か前、横浜市の水銀使用製品回収運動に自治会が応じてマンション内で回収運動を展開、我が家も何本かあった水銀体温計と温度計を処分しました。何故かこの時1本だけ処分漏れした体温計がありました。探し物をしていて偶然その処分漏れの体温計に遭遇したのです。ところが何処にあったのか思い出せません。体調がおかしいことは棚に上げて、アチコチの引出を虱潰しに探し、その水銀体温計を見つけました。体温を測定して特に問題無いことが確認出来ました。

写真の体温計は現役時代に会社の健康保険組合から頂いたモノです。一年間一度も健康保険を使わなかった〈健康優良児〉として支給されたり、組合の何かの記念行事で全組合員に支給されたモノです。職場や家の引出に何本かありました。職場のモノの行方は思い出せませんが、家にあったモノは、上述の政省令の改正に伴う水銀使用製品の回収運動を機に処分しました。全部処分したつもりでしたが、写真の体温計だけが処分漏れして放置されていたのです。
その処分漏れが幸いして、体温を測定出来ました。熱は無かったので安信しましたが、このまま水銀体温計を使い続けるわけにも行かないので、後日、電子体温計の二代目を購入することにしました。ところが認知症予備軍の隠居は購入することをスッカリ忘れていました。色々雑事が重なって隠居としては忙しかったこともあったのですが、雑事が片づいて少し落ち着いた一昨日、ローチェストの上に件の壊れた電子体温計を見て購入することを思い出しました。

写真は、上から数十年前の「水銀体温計」、初代の「電子体温計」、先日購入した二代目「電子体温計」です。初代のメーカーはオムロンですが、二代目はテルモです。普段はあまり体温は計りませんが、いざという時に必要なので購入、試しに我が体温を測定したところ、写真には「36.6℃」と表示されています。拡大すると表示窓が読めます。なお、電子体温計の寿命は5年前後ですが、水銀体温計はガラス管等が損傷しない限り寿命は無限だそうです。
[追記]
隠居はまたまた思い出しました。上述の「オムロンMC-680」は初代ではないことに気がついたのです。1990年代前半、信州の工場に勤務していた時、マレーシアから帰国した翌週に高熱を発したのです。はじめは「今日は冷房が効き過ぎているのか寒いな!」と思ったのですが、周囲の人達は寒そうな様子を見せていないので、どうやら自分だけの問題と気がつきました。
事務机の引出から体温計(保険組合から貰った水銀体温計)を取り出して計ると水銀柱の境目(上端)が見えません。よく見ると、測定限界の42℃まで水銀柱で満たされています。体温計の知識は無くても異常事態だと思いました。工場の診療所に電話して産業医に話すと「直ぐ来なさい」とのこと。問診と検温の結果、産業医曰く「体温を下げるのが急務、解熱剤(座薬)を出しますが、万一熱が下がらない場合は救急車を呼ぶこと。」と。
帰宅のタクシーの中で「診療所の体温計は電子式だった。」ことを思い出し、運転手氏に途中の薬局の前で止まって貰いました。店に飛び込んで電子体温計を購入しました。1995年のことですから、機種は多分オムロンのMC-30と思われます。残念ながらnet上には画像データが見つかりませんでした。但し、電子体温計の測定上限は42℃でした。
産業医から幾つか注意事項がありましたが、30年も前のことなので全く覚えていません。座薬を装着した後、床に着きましたが、8月なのに寒くてガタガタ震え、冬用と夏用の布団二枚を被って寝ました。産業医に30分だか1時間おきに体温を測るよう言われていて目覚時計をセットして寝た記憶があります。そのうちに暑くて暑くてパジャマが汗びっしょりとなり、夏用パジャマ2着、冬用パジャマ2着を使い果たした後は下着で凌いだことを思い出します。
翌日、目を覚ますと体温は下がっていて真夏の暑さを感じました。座薬は劇的に効いたようです。普段通りに出社して勤務し、終業後は麻雀仲間に誘われて徹夜麻雀に付き合ったことを覚えています。その後、パジャマを新調する時は3着注文することが習慣になりました。